●過去の企画展    
ゆりかごのうた
米山より子展
2016年9月13日(火)ー9月25日(日)

不在の存在

私は境界に興味があります。
人の身体でいえば、何処から「うち」で何処から「そと」でしょう。
相対するものともの、ものと空間の境目はどこでしょう。
早い話、その境界は無いのかもしれませんが、物と物、
対比するものの境のぎりぎりのところには
バランスという力が働いて、そのものの形を刻一刻と留めている気がするのです。
その境界(表層)を強く意識してその形を常々表現したいと思っています。

「ゆりかごのうた」

外から透けて見えるガラスのギャラリー
外壁が美しく有機的な膜のように見え、
イメージが湧きました。
ギャラリー自体をゆりかごと捉え、
北原白秋「揺籠のうた」をモチーフに、
ゆりかごの中を表現します。

Yoriko Yoneyama
作家経歴
    米山より子

    埼玉県生まれ
    東京藝術大学大学院美術研究科修了

    主な展覧会

  • 1995
  • 「名古屋に来た7人のアーティスト」名古屋市文化振興事業(愛知)
  • 2003
  • 「和紙と作家展」サロンギャラリー余白(愛知)
  • 2005
  • 「紙は今2005」 京都工芸繊維大学(京都)
  • 2006
  • 「米と紙と水」個展/ ハートフィールドギャラリー(愛知)
  • 2007
  • 「ふざいのそんざい」個展/ Gallery Gallery (京都)
  • 2010
  • 「こめのゆめ」個展/ あいちトリエンナーレ共催事業「地熱の荒野」七ツ寺共同スタジオ(愛知)
  • 2011
  • 「ポジション2011」個展/名古屋市美術館地下1階1室(愛知)
  • 2011
  • 日伊地震復興支援コンサート会場展示 / Conservatorio dell'Aquila Concert hall (Italy)
  • 2013
  • Cloth & Memory{2} / Salts Mill (U.K.)
  • 2014
  • 古川美術館為三郎記念館特別展「つむぐけしき よむこころ米山和子・祖父江加代子」(愛知)
  • 2016
  • ポジション2016「アートとクラフトの蜜月」名古屋市美術館(愛知)
  • 2016
  • 「ほどくけしき- Plasticity」個展/ギャラリー数寄(愛知)
展示作品